F不動産に専属専任媒介契約で依頼をしました。
不動産取引契約の種類や売却に向けての工程は前回まとめました。
F不動産の担当の方はとても素早く対応してくださる方で、今後の宣伝活動などの流れや、契約の手順などを詳しく説明してくれました。
この地域の相場や土地の形状、近隣の環境などを考慮して、販売価格をその場で決めました。
約20坪の土地に古家が立っている状態で、古家付き土地ということで980万円から価格提示して販売を始めることになりました。
販売活動開始
専属専任媒介契約書にはその価格が表示され、F不動産のインターネットのサイトでの紹介、大手の不動産売買サイトへの掲載を始めてくれました。
売却する古家の玄関に「売り家」という看板が取り付けられました。
また、F不動産は最初に1000枚チラシを配ってくれました。
近所の団地を中心に周辺に配布したということでした。
大きな公団団地や市営団地などが近所にあります。
団地住まいの人は、ゆくゆくは一軒家に住みたいと考えている人が多いので、団地へ重点的にチラシを入れました。
チラシの反応は最初の1週間は何もありませんでした。
やはり、幹線道路沿いで騒音があるということ、土地の形状が、いまいちな形であることなど不利な点があるのでしょう。
古家もまだまだ住むことのできる家屋ですが、やはり新築のキレイな家の方が販売力があるようです。
2週間目で、近所の公団住まいの方から問い合わせがあり、現地を見学してもらいましたが、現地を見ての反応は、あまり良くなかったみたいで、話はたち切れになりました。
買取専門の業者へのアプローチを開始
3週間目くらいから、買取専門の業者へのアプローチを開始しました。
一般向けの売却より売却価格は低くなりますが、安全弁として買い取り業者へのアプローチをしておきますとのことでした。
最初に20の業者にファクスを送り検討してもらったものの、1社しか興味をしめさず、ほとんどの業者は、値段はつけられないといわれたそうです。
その後、1週間程してから、また20件ほどファックスを送ってみたところ、興味をしめしたところが、2件現れました。
いずれの買取専門の業者さんも詳細を検討してもらうと査定見積もり自体がたち切れになったそうです。
土地が狭いのと、幹線道路沿いで騒音があることが響いているようです。
なかなか、すぐには決まりそうもない不動産の売却活動です。
家屋の中の荷物を徹底整理しました
買い手の人は見つからないままで経過していますが、家の中にあるものを処分しなくてはなりません。
販売活動を開始した時点では、古家の中にまだ家財道具が若干残されていました。
物件に興味をもってもらい、見学に訪れた方に好印象をもってもらうには、古家の中をきれいにする必要があります。
家を掃除して、家財道具を処分をしてくれる業者もあるようですが、自分たちで整理して気持ちの整理もしたいと思いました。
まずは家具や台所の道具などを空にしました。
不要なものを可燃ゴミ、資源ゴミなどに分別して処分しました。
昔から使っていた見覚えのあるものばかりです。
まだまだ使えそうなものばかりです。
それらをゴミとして仕分けするのには抵抗がありましたが、もう使う人はいないのですから、しかたありません。
家の中をカラにしないことには、見学する人も家の現状がわかりにくいでしょうから、とにかく感傷にふけっている場合ではありません。
木製の家具を処分するにあたっては、自治体の粗大ごみ回収日まで待つと3週間ほどかかってしまうことがわかり、分解して処分場に運ぶことにしました。
電動工具で、遺品の家具をガリガリと切り刻み、小さくして木片にしてしまいました。
こうしないと大型家具は、ゴミ処分場への直接持ち込みができないようです。
机、タンス、椅子などで、随分時間はかかりましたが、木片となった家具は、車の荷台に積み込んで処理場へ持っていきました。
車に詰め込みできなくて残ったものは、不燃ゴミを出せる日が、月に一度しかないのですが、45リットルの袋に詰め込んで、10袋くらいになったでしょうか、これを2回に分けて処分しました。
業者に頼んでしまうのが手っ取り早いので、時間がない方はお金を出して処分した方がいいと思います。
家の中の物を全て無くして、きれいに清掃をしました。何一つ残らないようにしました。
かなりのスピードで空っぽにしたので、F不動産の担当の方はびっくりされていました。
これで、いつ見学者が現れてもいいでしょう。
担当の方には、今後の販売活動に頑張ってもらわなければなりません。
「業務処理状況報告書」で販売活動の確認
親の残した家財や生活用品を全部処分して、何ひとつ残さずきれいさっぱりさせた後は、ボチボチと見学に訪れる方がありました。
そのたびに、F不動産の担当者さんから電話があり状況の報告を受けました。
それに加えて週に一度、郵便で文書が届きます。
表題が「業務処理状況報告書」とありました。
この「業務処理状況報告書」とは、専属専任媒介契約に基ずく不動産会社の義務になっているものです。
依頼物件にたいしてしっかりと販売活動をしていますということを売り主に知らせる義務が決められているようです。
内容は、チラシの配布数やどこの地域に配布したか、ネットでの反応の状況などが記されていました。
毎週の文書での報告で、売り主としては、非常に安心することができました。
何も反応がないと、本当に販売活動をしてくれているのかな?と考えてしまうものです。
頻繁に電話での報告もありますし、「業務処理状況報告書」もきっちりと受け取ると、ここのF不動産に頼んでよかったと思えてきます。
不動産売却は仲介業者さんとの人間関係が大切
最初は、なかなか買い主に巡り合えませんが、F不動産の担当者さんに託して今後の売却活動を一緒にすすめていくことになります。
担当者さんとも仲良くやっていける人物でしたので売り主と不動産仲介者とうコンビを組んでなるべく高く売却できるようにする必要があります。
担当の方も人間ですので、売り主との関係もいい感じに保てる相手なら、それなりに販売活動にも力が入るものです。
不動産などの大きなお金の動く世界では、担当者に対して横柄な態度で接する人も多いそうです。
それでは、売れない状況が続いたときに、いい知恵を絞る気にもなれません。
不動産屋さんも人間ですから気持ちよく人間関係の持てる相手の方を優先して仕事をするでしょう。
私たちは、F不動産の担当者さんとは、相手の仕事の負担や健康状態なども気にかけながら信頼関係を築けるように心がけました。
担当者さんも気軽にいろいろな提案をしてくれるようになりましたし、なによりも一生懸命になってくれました。
不動産売却に向けて行動開始【第7回戸建て不動産売却体験談】まとめ
F不動産に専属専任媒介契約で依頼をしてから、担当の方はとても精力的に動いてくれました、やはり専属専任媒介契約のおかげでしょう。
地域の相場、土地の形状、近隣の環境などを考慮して、販売価格を決めて、販売活動の開始までの話でした。
販売活動の最初は、なかなか反応が鈍いところでしたが、これからの宣伝活動での反応など、次回に詳しくまとめていきたいと思います。
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