中古住宅の価値を知るには耐震基準に断熱基準、瑕疵保険の義務化

中古住宅の価値を知るには耐震基準に断熱基準、瑕疵保険の義務化不動産売買の知識

中古住宅の価値を決める判断という内容で調べたことをまとめたいと思います。

不動産の価値を測るときに、建築士さんなどに頼んで行うホームインスペクションというものがあります。

これは、不動産の専門用語で言うと「状況住宅状況調査」というものです。

経験豊富な建築士さんに頼むと、建物の本当の価値を調査してもらえます。

耐震基準での建物の価値判断

木造住宅では、耐震性能のところで1981年耐震基準が改正され、そのあと、2000年にも法律改正がありました。

専門家は、旧耐震や新耐震という言い方をしています。

1981年の改正のところで、そういう言い方をしているそうです。

木造住宅は、2000年にも改正があったので、この時の内容も重要なんです。

ですので、新耐震基準で2000年以前の建物で、最初の改正の1981年から次の改正までの2000年までの間に建てられた建物では、最新の耐震基準に適合していない住宅もあるということです。

2018年年5月に国交省が、その辺の状況を発表しています。

素人では、この辺が分からないので、実際に中古物件を購入する時には、確認をしてもらうといいでしょう。

瑕疵保険の義務化

2009年にあった瑕疵保険の義務化が決められました。

第三者が瑕疵保険の義務化で、設計の段階また工事中のチェックを入れることが必要になったり、10年間は、雨漏れとか構造的欠陥を保障しますというようなことを取り入れる傾向になってきたのです。

不良物件はこれにより減ったということです。

断熱基準

断熱基準というものがあります。

これからは、省エネルギー住宅の必要性が叫ばれていて人気もあります。

そして、断熱基準は、年々厳しくなる傾向にあります。

しかし、この断熱基準は、義務ではないので施主の考え方に大きくかかわります。

1980年に最初の断熱基準が作られました。

そして、1992年に新省エネ基準が作られ、1999年に次世代省エネ基準が発表されました。

この基準は、住宅ローンを借りる場面で、断熱基準をクリア―していると、金利をかけられる権利が10年間マイナスの何パーセントかが、安くなったりする条件で導入する判断になりました。

2000年にはいってからは、省エネや低炭素ということが言われるようになってきました。

2013年には1次エネルギーが導入され、2016年には省エネ性能表示制度(BELS)というものができました。

これは、例えば、LED照明を導入うするとたの住宅よりも、建築する材料の部分の一次エネルギーでこれだけのエネルギ―を削減しましたという計算をするという内容です。

断熱基準は、耐震基準のように義務化ではないので、これから住宅を建てるときに耐震のための壁や柱などを準備しないといけないといったようなものではありません。

断熱についての基準は、無視しても住宅を建てることは可能です。

住宅の価値という面で建る人の考え方によって価値が決まってくる部分です。

まとめとして中古住宅の価値

中古物件の場合の住宅の価値を見る場合には、耐震基準や断熱の基準を年代別にどのように変化したかを知っていると一定の価値判断が可能です。

1981年以前の住宅については、構造的に耐震基準が適用されていないので地震に弱い傾向があると考えた方がいいでしょう。

さらに断熱基準もできるまえですから、断熱効果もない住宅がほとんどということになります。

2000年以降の建物については、耐震基準にのっとって建てられているはずですから、構造的に問題はないということです。

しかし、断熱性については、個々に調査しなければわかりません。

2009年にあった瑕疵保険の義務化についてもそれ以降の住宅については、一つの基準になります。

住宅の価値については、この辺を知識をして持っていると判断がしやすく、専門家との打ち合わせについても役に立つでしょう。

しかし、1981年以前の住宅でも、状態のいいものでは、耐震補強をしたり、断熱施工を施したりすると安く優良な物件を見つけることもできます。

住宅建築の基準の概要を知っているだけで、中古住宅の価値というものが、それなりに判断ができるようになります。

住宅の購入は、大きな金額の買い物になりますので、不動産屋さんや建築師さんなど、専門家との調査や相談で建築基準といった視点で相談できると失敗しない住宅購入ができるとうことです。

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